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「…と言うわけだ」
『なるほど…アゲハが見たバケモンは桜子が殺した…しかしあるはずの死体がその場には無かった』
「ああそれでこれからどうする?…他の奴らはサイレンのなった方に向かったみたいだしな」
「……えっ」
他の奴らがサイレンのなった方に向かったと聞いた途端桜子が泣き出した
「…ああ‥あ…!!あああ…あああ…!!」
「どうした!?雨宮!!」
アゲハが泣き崩れた雨宮を支える
『…桜子お前サイレンに前も来たことがあるんだよな?』
「えぇ…来たことゲホッゲホッ…あるわ」
『なら門に行くための手掛かりも知ってるだろ』
「えぇ…ゲホッ‥あの映像だけ…じゃ‥みんな門に着く前に死ぬ…ゲホッゲホッ…公衆電話のメモボタンを押して…そうすれば…ゲホッゲホッ…門に行けるはず…!!」
そして俺が公衆電話に目を向けるとアゲハがボタンを押していた
すると画面に地図が映し出された
『(地図の左上と右下のマーク…スタートに…ゲート…そしてサイレン搭を中心に点が円上に拡がっている…これが何を意味しているのか…?)』
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