霧に閉ざされた街
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「シェリル!」 私は思わず叫んでしまった。 こんな状況でも忘れる筈がない。あの身長、あの歩き方、まさしくシェリルだ。 しかしシェリルのほうは全く聞こえていないようで、前へと進んでゆく。 「シェリル待ってくれ!」 そういいながら私はシェリルの方へと走っていった。
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