霧の中のカフェ

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しばらく厨房を探っていると、 「あっ、これ使えるんじゃない?」 そう言ってシビルが差し出してきたのは、【調理用ナイフ】だった。 「ナイフか、リーチ短くない?」 「だって他にないでしょ。仕方ないじゃない。」 確かにほかには無いしな…。 「分かった、それを貰っていくよ。」 「じぁ、これからは別行動ね。」 「だって、この街から出るためには、そのほうが効率がいいでしょ。」 「確かに…分かったよ。」 「じゃあね!死なないように気をつけてね。」 そう言ってシビルはカフェを出て行った。
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