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芽「じゃあ・・・ナツくんが到着するまで三人でいよう!」
美「そうだねっ!!彼氏に電話しよっと」
優「ありがと! ――あっ! 今、梨夏もお腹を蹴ってたよ。話がわかるのかなぁ?」
三人(四人?)は、笑い合った。
美亜は、彼氏にもらったという細いブレスレットを光らせて携帯をつかむと、嬉しそうに耳に当てた。
美亜には彼氏ができていた。
海斗ではないけどアタシも優梨も前から知っている人。
美「――もしもし、ミツ?」
そう。中学高校と同級生のミツだ。
美亜は海斗が好きなころ、ミツに恋愛相談をしていた。
純粋に恋をしている美亜に、どんどんミツは惹かれていったらしい。
美亜も、いつしかミツに恋の相談はしなくなっていた。
出会ってから長い時間をかけて、先月から二人は付き合い始めたんだ。
芽「・・・彼氏いないの、アタシだけかぁ」
優「芽衣も早く好きな人ができたらいいねっ!」
芽「しばらく無理そうだよー・・・」
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