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部屋の空気が張り詰め、急に慌ただしくなった。
優梨が苦しそうにお腹を押さえ始めたからだ。
優「ううっ・・・」
優梨は苦しそうにお腹を押さえている。
アタシはすぐに携帯を開くと、救急車を呼んでいた。
芽「お願いします!早く来てくださいっ!赤ちゃんが産まれそうなんです!! ――そうです、赤ちゃんです。病院にはこれから連絡します。 ――はい。ここの住所は――」
頭ン中がパニックになりつつも、アタシは必死だった。
オロオロとしながら優梨に寄り添っていた美亜も、アタシの様子を見て意を決したのか、静かに優梨から離れると、ナツや優梨の両親に電話をかけ始めた。
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