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優「ありがとうね、そばにいてくれて」
芽「そんなの当たり前だよっ!!」
美「そうだよ。いままでだってずっとそばにいたじゃん!」
優「そう・・・だね」
優梨は痛みを我慢しながらもアタシたちに微笑みかけた。その笑顔が痛々しげで、不安で、アタシは涙が止まらなくなっていた。
子供を産むって、そんなに大変なの? こんなに苦しんで、痛そうで・・・それでもどうして人は子供を産むの?
苦しそうな優梨の顔見てるの、もう堪えられないよ。
泣きやまないアタシの髪に、優梨の手が触れた。
ビクッとしたようにアタシは顔を上げる。
優梨が額に脂汗を滲ませながらも優しくアタシを見つめている。
一瞬、それがお母さんの顔とダブって、アタシはハッとなった。
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