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華「何でいんの?俺に会いに来たの?」
零「とりあえず荷物置いて着替えてこいよ。話しはその後。」
華「わかった!」
紫「走らないで下さいよ?」
華「わかってるよ」
紫「今のうちにお茶でも煎れましょうかね。温かいのでいいですか?」
零「え、いや、俺は…」
華「黒にゃんは暖かいので、俺は冷たいの!」
紫「暖かいのが二つですね。」
華「え、紫音?紫音さん?」
紫「後、華音のお菓子頂きますね。」
華「黒にゃんの為なら大丈夫だ!」
零「いや、そんな勿体ないよ。」
華「黒にゃんはもっと俺達を頼ってよ。前から言ってるけど、俺達は黒にゃんに頼って、甘えて欲しいんだ。」
初めてこんなことを言われた時は
無理だ、と即答した。
だけど甘えるのが嫌いな訳じゃない。
甘え方がわからないだけなんだ。
零「……努力する」
わかった、と言えば嘘になる。
だから曖昧に誤魔化しておいた。
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