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零「なんで俺外にいるの?」 紫「私が運んだからです。」 零「なんで運んだの?」 紫「誰かに聞かれたら困ると思いましたし」 いや、困るよ?困るけど… 普通するか? 紫「寝顔が可愛いかったもので 、それに…」 零「それに…?」 紫「一人で教室にいたものですから」 急に紫音の声のトーンが低くなった。 少し眉間にシワもよっている。 零「駄目なのか?」 紫「駄目と言うより、危険です」 そういえば、誰かも言ってたな… 名前忘れた。 零「なんで危険なんだ?」 紫「まれに薬を使って拉致したり、暴力を振られたりする人がいますから…」 あぁ…そういうことか 最近平和ボケしてたから全然気が回らなかった。 薬ねぇ…前は使われたことなかったから注意しないと。 零「気を付けるよ。ところでここ誰も来ないのか?」 紫「えぇ、俺達と貴方くらいしか来ませんし…」 零「…俺達?」 紫「華音もよく授業抜け出してきてるみたいですよ。」 零「……出席日数大丈夫なのか?」 紫「私がいますから。」 マネージャーみたいだな。 そういえば 零「華音は知ってるのか?」 紫「黒猫だということですか?まだ教えてませんが……教えますか?」 零「あぁ、教えてあげてくれ……悪いな、今まで…」 紫「謝る必要はありません。事情があるのですから……理事長に迷惑かけたくないのでしょう?」 零「あぁ」 察しがいいな… 慎也さんの名前に傷をつけたくない 迷惑をかけたくないんだ。
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