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「なんやもう。今日のお客さんはせっかちやなぁ。ほな、次。校舎に入りまひょか」
意外にも鍵の開いてる玄関から、真っ暗な校舎に入る
「真っ暗ですなぁ」
ホラーコンサルタントなら懐中電灯くらい持ってやがれ
「ま、これくらいなら月明かりで行けますやろ」
そう言って、自分はそそくさと懐中電灯をつける
なんだろう?これで5千円?
泣けてくるよ
「ここが第二の不思議」
目の前に階段がある
嫌な予感……
「数が変わる階段」
「またあれか?昼と夜とでは段数が違うとか言うつもりか?」
「さすがは兄さん。よう分かりましたなぁ。夜はこの階段。13段になりますんやわ。ほな数えてみまひょか」
昼と比べらんねぇから怖くねぇだろ!馬鹿か!
「13階段…怖いっすね」
イメージだけで怖がんな!
「行きまっせ~
ぼ・ん・さ・ん・が
へ・を・こ・い・た
か・も・ね
ほら13段」
「何だよ!その数の数え方!」
金取って怖がらす気0か!?
「あ~。関西風の数え方はこっちでは通用しまへんのやなぁ」
そんな問題じゃねぇよ!
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