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「いちいち注文の多いお客さんやわ。しゃあないなぁ」
俺か？俺が悪いのか？
「ほな関東風に行きまっせ？ついでにホラーの風味も入れまひょか。サービス。サービス
さ・だ・こ・は・ん
が・こ・ろ・ん・だ
か・も・ね
ほら。下りも13段」
ドヤ顔やめろ！しかも、貞子を転ばすな！
「あ～。もう俺リング観ても怖くねぇよ」
「大丈夫っすよ！かもねって言ってますし！」
もう嫌だ。この後輩も田貫のオッサンも最悪だ
拾えそうなネタ、全部台無しだよ
「おや？これでも怖くない？ならば次は怖いでっせ」
３人で確かめようのない増えた階段を上り、二階の廊下をオッサン先頭にして歩く
時間の無駄だ……
男の後輩連れて、オッサンの案内で……
俺、何やってんだろ……
「って、この廊下長くねぇか？」
「お。やっと気付きましたな。第三の不思議。無限廊下。この廊下は怖いでっせ。いつまで経っても終わらん廊下。続く第四の不思議のペトペトさんが出ますんや」
ペトペトさん？
「後ろから聞こえますやろ？振り向いたらあきまへん。ペトペトさんに捕まったらエライ目に合いまっせ？」
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