僕と終わらない夏休み

終わらない夏休み

　昔の妹はお兄ちゃん、お兄ちゃんって僕に懐いていたのに今の妹ときたら―――

「ジュース買ってこい」

　だの

「お菓子もよろしく」

　だの

「さっさと買ってこい」

　だのと、兄である僕に対する敬意というか何というか、そんなものが無くなってきている！

　まぁ、それに逆らえない僕も僕だけど！

　で、コンビニに行った僕はさらに驚いた。

　もしかしたら、妹の可愛くない嘘かもしれないと試しにおにぎりを手にとって消費期限を見てみれば―――

　昨日、というより、七月十五日だった。

　ちゃんと働きやがれ。