1.企み

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・:*:・゚'・ 「あいつはやめとけ。」 店を出て名雲君と移動しようとした時、東郷君に腕を掴まれた。 「やめる?どういう‥」 「棗くーん、早く行こー」 少し離れた場所にいるアリサの呼びかけに手を振ってから私の腕を離した。 「いいから。何かされる前にさっさと帰れ。いいな?」 真剣な顔に驚いて返事もそこそこに、アリサに駆け寄る後ろ姿を見つめる。
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