360人が本棚に入れています
本棚に追加
/456ページ
・:*:・゚'
衣里の結婚報告は私が聞いた数日後、みんな久しぶりに集まった場で改めて発表された。
「おめでとー」
絵美が抱きついて喜ぶ中、章君は考えこんでいて棗は静かに微笑んでた。
「ありがとう。」
「結婚式は?日にち決まったの?」
席について、落ち着いてから絵美が目を輝かせる。
「卒業してからするつもり。まだまだ決めるのがいっぱいで、検討中。」
あの付箋の数を思い出して、1人納得する。
「じゃあ…」
絵美が質問に夢中になってる間に、こっそり章君に声をかける。
「難しい顔して、どうかした?」
「えっ…いやぁ~絵美も結婚したいのかなぁ、と。」
確かに憧れてはいるだろうけど、どうだろ?
最初のコメントを投稿しよう!