14.その先に

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・:*:・゚' 衣里の結婚報告は私が聞いた数日後、みんな久しぶりに集まった場で改めて発表された。 「おめでとー」 絵美が抱きついて喜ぶ中、章君は考えこんでいて棗は静かに微笑んでた。 「ありがとう。」 「結婚式は?日にち決まったの?」 席について、落ち着いてから絵美が目を輝かせる。 「卒業してからするつもり。まだまだ決めるのがいっぱいで、検討中。」 あの付箋の数を思い出して、1人納得する。 「じゃあ…」 絵美が質問に夢中になってる間に、こっそり章君に声をかける。 「難しい顔して、どうかした?」 「えっ…いやぁ~絵美も結婚したいのかなぁ、と。」 確かに憧れてはいるだろうけど、どうだろ?
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