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愛華:「あれ……? 私…何で寝ていたんだろう?」
まだ寝ぼけているアイカは、自分がさらされている危機にまだ気付いていなかった。
愛華:「んーっ、なんか体中が痛いような…。」
「!?」
愛華:「なにっ!?これっ!?ここはどこ!?」
騒ぎ出すアイカ、その声を聞いて……
ガチャ…
男:「あっ、やっと起きたんだね。
あー、あまり騒がないでよ」
「まあ、騒いでも周りにはわからないと思うけどね。……防音室だから」
そう言ってアイカのいるベッドに腰を掛けた。
「!?」
愛華:「!?」
「あなたは!?たしか……」
薬品の影響なのか、アイカは思い出す事が出来ない。
男:「俺?? 学都(マナト)、櫻井(サクライ)学都(マナト) 」
愛華:「??」
名前を言われてもアイカはマナトに会った記憶がないらしく、首を傾げた。
学都:「アイカちゃん、何も覚えてないんだ~」
そう言ってマナトは、でっち上げた話をしだした。
学都:「じつはね…、アイカちゃんは珍しい病気の疑いがあってここで隔離されたんだよ。その病気はね、まだまだ研究が必要で俺は方の両親から頼まれたんだ。君が夜な夜な狂ったかのように暴れ出すからって何かの病気じゃないかって相談してきたんだ。そしたら今の研究中の病気の症状にそっくりなんだ。」
「本当びっくりしたよ。この病気はね、脳の細菌が原因ではないかって思っているんだよ。」
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