第二章~捕らわれ~

2/11
前へ
/29ページ
次へ
学都:「おはよ、アイカちゃん」 「よく寝れた?」 「えっ?あっ、寝れなかったか… もう、ちゃんと薬飲まないと治らないよ? はい、朝食もってきたからちゃんと食べてよね??」 そう言って朝食をアイカのいるベッド横の机に置いた。 愛華:「マナトさん……、私… いつここから……でれるの?」 アイカは、顔をこちらには向けず、視線はずっと自身の拘束された手首の手錠を見てそう言った。 それは、まるでツバサをもがれた小鳥のようだ。 拘束され、自由を失った小鳥は同じ日々の繰り返しで もはや、それは小鳥にとって とても辛い毎日だ。 毎日、ただただ…耐えて……耐えて…耐え抜いてきた 小鳥はこう思う。 いつか… ここから出られる……。 そう信じて……。
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

281人が本棚に入れています
本棚に追加