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学都:「おはよ、アイカちゃん」
「よく寝れた?」
「えっ?あっ、寝れなかったか… もう、ちゃんと薬飲まないと治らないよ? はい、朝食もってきたからちゃんと食べてよね??」
そう言って朝食をアイカのいるベッド横の机に置いた。
愛華:「マナトさん……、私… いつここから……でれるの?」
アイカは、顔をこちらには向けず、視線はずっと自身の拘束された手首の手錠を見てそう言った。
それは、まるでツバサをもがれた小鳥のようだ。
拘束され、自由を失った小鳥は同じ日々の繰り返しで
もはや、それは小鳥にとって
とても辛い毎日だ。
毎日、ただただ…耐えて……耐えて…耐え抜いてきた
小鳥はこう思う。
いつか…
ここから出られる……。
そう信じて……。
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