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学都:「アイカちゃん?」
「ねえ、アイカちゃんってば!!」
愛華:「えっ!? なっ」
マナトに肩をガクガクと揺さぶられ、はっとなる
学都:「さっきから同じ事しか言ってないけど、……大丈夫??」
愛華:「なっ、なにがですか?」
何のことを言われているのかわからずマナトに問う
学都:「えっ!?」
「何って、さっきから『私、いつここから出られるの?』って何回も何回も言ってたじゃん!?」
「もはや、後半何を言っているのかわからなかったけどさ……」
愛華:「えっ………。」
マナトに言われ、自分が無意識にそんな事を口にしていたことにアイカは驚きを隠せなかった。
それを見たマナトは、アイカにはわからないようニヤリと笑みを浮かべた。
そしてその後、わざとらしくあたかも心配しているような素振りをしてみる。
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