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学都:「うわあぁぁ、そっ、それは…病気のせいかもしれないよっ!?」
「これじゃ、いつもの薬が効いてないってことだ! 今、違うやつ持ってくるから待ってて!!」
そう言って、マナトは慌てた素振りをして部屋を飛び出していった。
ドタバタと大きな音がして、マナトが走って戻ってきた
ハァハァとわざとらしく息を切らし、片手には注射器を握りしめている
学都:「ごっ、ごめんっ」
「今持ってきたから! コレ!!」
そう言って、右手に握りしめている注射器をアイカに見えるように翳した。
そのとたん…
「ギャア″ァ″ァ″ァ″」
それを見た瞬間、アイカは奇声をあげた
小刻みに震えだした、アイカの小さなからだ。
そして普通では到底出ないような奇声は、もはやアイカの普段の声ではなかった。
ガタガタと歯を鳴らし、小刻みに震えるアイカのからだはもはや平常ではなかった。
愛華:「イヤっ」
「『それ』は、イヤッ!!」
「嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌ッッッ!!!!」
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