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俺はいつも通り車に乗り込み、あの子が通っている学校まで車を走らせた
登校時間にはっていれば必ず、あの子はこの道を通る
俺は確信していた。
この前見かけた道で車を路肩にとめた
どうやら、まだ早かったらしい
少ししか学生の姿がない
いたとしても部活の子達だろう
テニスラケットやらを持っているのでわかった。
こんな所に車をとめるのは危ないか?とも思ったが、いい事に他にも車が色々とまっている。
『車で登校する子供、多いもんだな。』
『まぁ、最近物騒だからかな』
そんな事、思う自分が原因か
そんな事を思っていると、あの子らしき女の子が登校してきた。
あれ…?
一人で登校してるよ
今がチャンスかも
そう思って、車の窓をあけた
「すみませーん、ちょっと道に迷っちゃって…;;」そう俺はその子に声をかけた
女:「えっ!?私ですか!?」そう驚いた感じでこちらに近付いてきた。
俺:「ごめんね;この辺詳しくなくてさ;;」そう言って、俺は本当に困ったかのように演技をした。
女:「大丈夫ですよ、でも道を説明するの苦手で…」
俺:「ありがと!!助かるよ!ざっとでいいから教えてよ!」そう言って俺は車から降りてその子に近付いていった。
ちょうど、その子が車の近くに来てくれたから助かった。
俺は、すぐ周りを見渡し誰もいないかを確認して行動にうつった
行動って何かって?
そりゃ、あれだよ…
今がチャンス…
『誘拐』の…。
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