だから俺は姉貴一筋だっつってんだろーがあああ!

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少々キレ気味で言うと全員がめっさ嫌な顔をした。 こっちが嫌だわボケ。 「さあ、名乗れよオメーら。まずはチビ、お前からだ」 ズビシッ!と指を向けた先にいる金髪のガキを見ると、こっち見んなっていう感じの顔をされた。俺どんだけ嫌われてんの。 「……やまとなでしこ」 「やまとなでしこか……ってどんな妄想?!オメー嘘つくならもっとマシな嘘つきやがれ!どこが大和撫子なんだよ!」 びっくりした。真顔で言うもんだから騙されるとこだった。俺が真に受けてるときにすっごいニヤついてやがったから嘘だと分かったものの…。 危ねえなこのガキと思っているとキチッと頭に七三を被った男がため息をついた。 「こいつはナルって言うナルよ」 「ちょっ!何勝手に言うナルかあ!」 ん? 「け、喧嘩はやめナルよ…!」 んんん? 何コレ。なんか語尾っぽくなってるんですけど。てか長男のナルの使い方おかしくね?やめナルよっておかしくね? え、嘘、何お前ら俺見てんの? やれってか?語尾ナルやれってか? なんでそんなやらねーとかマジKYだわーって感じで見てんの?俺やらないとは一言も言ってませんから!仲間ハズレとか嫌だから俺! 「だからそんな目で見ないでナルゥゥウ!」 「死ね変態」 お、俺としたことがああ…!
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