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銀時
「…まだ…少し、だけ心残り、はある…だけど…お前、らを護れて…死ねる、んだ…。最高の最期だ、よ。」
ほら、また泣く
笑ってくれよ。 頼むから。
俺 お前らの、んな顔見ながら死にたくねぇよ。
新八
「銀さ…っ」
あぁ、なんて いい最期だろうな。
大切な家族が 俺なんかのために泣いてくれる
死なないで って言ってくれる。
銀時
「泣く、なよ…。笑ってくれ、よ…。俺もつらく…なんだ、ろ。」
あぁ ほら
涙がでてくるじゃねぇか
どうしてくれんだよ コノヤロー
神楽
「銀ちゃん…ありがとうネ」
そう言って神楽は笑った
新八も涙を拭って同じように笑う
新八
「ありがとうございます。銀さん…」
…最高の笑顔。
段々 視界は暗くなっていく
瞼は重くなっていく。
俺は最後の残された力で腕を持ち上げれば 新八が手を握り締めた
銀時
「…あ…りが、とな……。お前ら、を…ずっ、と愛し…て……る。」
それで俺の意識は
プツンと途切れた。
最後まで
二人の笑顔が見えた。
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