113人が本棚に入れています
本棚に追加
〔お登勢〕
初めて あんたに会ったとき
雲のような奴だ と思った
ふわふわしてて掴みどころがない。 そしてふっと消えてしまう そんな感じがしたんだよ
だけど あんたが死んで
やっぱり 雲だって思った。
あんたは大人びていた。
私が思うよりずっと若いってわかっていたけど
あんたが背負っているものが あんたを大人びて見せたのかもしれない
ありがとう 銀時。
私を護ってくれて
あんたは 本当の息子みたいだった。
私はもう少したったら
あんたのいる場所にいくだろうね。
そしたら、また会えるかねぇ。
少しの間だけ さよならさ
銀時。
最初のコメントを投稿しよう!