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「こんばんわ。メールくれてありがとう。わたしみたいなのでいいんですか?」
お世辞にもわたしは顔は整ってない。
載せている顔だって、詐欺写メだ。
返信はすぐにきた。
「全然大丈夫だよ。よろしくね。」
ここから彼とメールのやり取りが始まる。
名前は聖弥。
同い年で、同じ県に住んでいる社会人。
働いているせいか、少し大人っぽい。
毎日仕事が終わったら他愛もないメールのやり取り。
朝起きたら、おはようのメール。
すぐにアドレスを聞かれることもなければ、会おうともいわれない。
居心地がよくて、メールがくるのは毎日のちょっとした楽しみに変わってきていた。
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