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『俺は、もうすぐ死ぬだろう。』
一体、何を言うのだろう、この人は。
「だめっ!だめっ!死ぬなんて、そんなの私が許さない!」
そう、許さない。
そんな理由で別れを口にしないで…
最期まで貴方の傍に居たいのに。
貴方が別れを口にしたのは
私を嫌いになったからでも
私に飽きたからでも無かった。
なんだかとても、悲しかった。
約束したじゃない…
置いていかないって。
誓ったじゃない…
絶対にこの約束だけは破らないと…
貴方は、約束を忘れてしまったの?
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