初演

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その他1:  いや、しかしさぁ、テニス部のマネージャー超かわいいよなぁ その他2:  それでお前テニス部入ったんだろ 他1:  へへ、バレたか 他2:  バッカじゃねぇの 佐々部:  じゃあお前、全くの素人かよ 他1:  はい 佐々部:  ラケットちょっと握ってみろよ 他1:  こんな感じでいいんスかねぇ 佐々部:  なっはっはっはっ。おめぇら、自分のグリップの握り方も知らねぇのかよ。トップスピン打ちてぇならウエスタングリップだろ?こうやってラケット面を立てて、握手するような感じで握んだよ 他1:  へぇー、さっすが佐々部さん 佐々部:  バッカ、常識だろ リョーマ:  ねぇ、うるさいんだけど 佐々部:  何だ、ガキか。まいったね、ガキに注意されちゃったよ   ―佐々部、落としたラケットを拾う― リョーマ:  ピンポーン。置いたラケットを上から掴むように持つのが正しいウエスタンのグリップ。ちなみに、あんたが言う握手するようにってのはイースタングリップだよ 他2:  ぷっ、佐々部カッコ悪っ リョーマ:  よくいるんだよね、逆に覚えてる奴 佐々部:  何だと? リョーマ:  なんなら、アンタにテニスを教えてやるよ 佐々部:  おもしれぇ 他1:  おいおい佐々部、手加減してやれよぉ 他2:  相手はガキなんだからよぉ。っとに… 他1:  しっかし、佐々部も大人げねぇよなぁ 他2:  ホントだよなぁ。おい、オチビちゃんも早くしろよ 他1:  おい佐々部も。さっさとケリつけちゃえよ! 佐々部:  あったりまえだろうが。
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