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ドアが吹き飛んだ。
Gはそちらにオイスターソースを飲みながら顔を向ける。
ドアの向こうには一人の男が立っていた。
男は言う。
「チッ、今度はGかよ。ったく、なんで最近は虫ケラばっかなんだよ…ハァ」
そういいながら男はGに向かって走って行き、持っていた袋から何かを取り出しそれをGに向けた。
「食らえ、黒い悪魔め」
そう言って缶のトリガーを引いた。そう、殺虫剤アー○・ジ○ットのトリガーを。
薬品がGに襲い掛かる。
Gは避けない。いや避けることが出来なかった。彼の後ろには大切な食品があったのだから。
Gはのた打ちまわった。その間に、男は逃げ遅れた客や気絶した若いコックを逃がし、再びGの前に立つ。
「さてと。邪魔な人間はもういない。さあ、R-18指定の処刑の時間だ」
男がそう言うと彼の腰にゴツい金属のベルトが顕れた。
「変身」
ベルトのバックルに付いた宝玉が輝き始め、それと同時に男の周りに光輪が現れる。そして男の身体が光に包まれたその時、
彼の視界が紅く染まった。
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