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出会い
5限目ぐらいから突然雨が降ってきた。
「んだよ。今日傘持ってきてねーよ…」
一人で呟くと後ろから声が聞こえた
「あー、降ってきちゃったね」
舞の声だ。
後ろを振り返ると舞がいた。
舞を見ると少し安心した。
「そーだな。ところでさぁ、舞傘持ってきた?」
「うん、持ってきたよ。」
よしっ!これで濡れずに帰れる。そぅ思った矢先だ。
「でもね、大輔。今日部活行くから一緒に帰れないよ」
これは誤算だった。
舞はブラスバンドをやっている。
「そっか、残念だなぁ」
「傘かそっか?」
そこまでは彼女にさせたくない。
だから断った。
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