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母「とにかく、お母さんの言うとおりにしなさいね?
…もしもし?聞こえてるの?」
修司「…あ、あぁ…。わかってる、そうするよ」
戸惑いを母に隠し、修司はゆっくり電話を置いた。
記憶の片隅で、何かがチクッと痛むような感覚を覚える。
『俺は…何を忘れているのだろう…』
まさかこの時…
このあとに起こる事が
失われた自分の過去の記憶に依るものだとは
知る由もなかった
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