序章:蒼い青年

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――――――――――――――――――――― あの話は、当時の私には酷すぎたのではないかと思う。 きっとおじいも、そう思ったに違いない。でも私はおじいの話を聞いたことに後悔はしていないし、せめてもいない。ましてや約束したことなど、むしろ本望と言っていい。 おじいの七年目の命日、私は墓の前で手を合わせた。 .
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