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ワイワイガヤガヤ…
いつの間にかSHRの時間になり、先生が入ってきた。
「えっとそれでは進藤君から自己紹介を始めてください。」
面倒だな
俺は席を立って
「進藤進」
で座った。
そして、直ぐに明久が立って
「長谷明久です。
好きなスポーツはバスケ、目標は後ろの馬鹿に友達を作ってやること、以上」
終わると同時に女子が騒ぎ始める。
キャーキャー煩くて眠れん。
仕方なしに窓の外を眺めていた。
「これで終わりです。
皆さん、気をつけて帰るように」
そう言って先生が出ていくと明久と俺の隣の人の周りに人が集まってきた。
「メアド教えて」
とか
「付き合ってみない?」
とか
アホらしくて、俺はまた、窓の外を眺めていた。
「一緒に帰ろ♪」
隣からそんな声が聞こえたが…無視
俺じゃないだろ
「あれ?聞こえてないのかな進藤君。一緒に帰ろ♪」
俺かよ
「やd「いいねえ♪進、三人で帰ろうぜ」」
おいこら明久。
人の意見、無視はおろか勝手に被せるんじゃねえ
「はぁ…」
俺は帰る準備をして早々に教室を出た。
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