入学式

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「名乗らねえ奴は無視する」 言ってやった。 「自己紹介の時、ずっと窓の外を見てたじゃん。」 うっ、反論できない。 「そんないけない進藤君にもう一度自己紹介します。ちゃんと覚えて下さい。」 「やd「はーい!」」 …ゴツン。 もう一発脳天に拳骨。 明久は頭を抱えてゴロゴロ転がる。 「私の名前は…山下香織(ヤマシタカオリ)よろしくね進藤君♪」 そう言って微笑んだ。 なんだ?コイツの微笑みは…。 「あ、私…お礼を言いたかったんだ。ありがとう進藤君。私を助けてくれて。」 俺が?コイツを?助けた? なんか…見覚えあるような…無いような。 「なにぃ!?進?救世主だったのか?」 明久がいつの間にか復活して俺に詰め寄る。…なんか笑ってねえか? ムカついたから …ゴツン 更にもう一発脳天に拳骨。 のたうち回る明久をほっといて 「俺はいつお前を助けた?」 「お前じゃなくて香織!」 「なっ。おm「香織!」」 「俺はいつ山下を助けた?」 仕方ないから苗字て呼んだ。
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