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「さっさとしろ!?」
あちらもお怒りのご様子…
仕方ないな。
「大丈夫だよ♪、直ぐに戻るから!!」
そう言って手を離れさせた。
山下は固まってる。
…いや、泣いている。
「遅かったじゃねえか!?」
また、殴られ蹴られるのか…
ぼこぼこにされて、
夕焼けに染まる頃…解放される。
教室に戻ると明久が睨んできた。
俺は無視して帰りの支度をする。
「進!!」
「なんだ?
ああ、これは大丈夫だ。」
いつものように振る舞う。
「なんで、なんで抱え込むんだよ!?」
突然そんなことを言いながら胸ぐらを掴む。
「辛いなら辛いって言ってくれよ!なんで1人で解決しようとしてんだよ!?」
明久は泣いていた、泣きながら俺に言っていた。
「……お前に俺の何が解る?」
そう言った瞬間…俺は吹っ飛ばされた。
「ふざけんな!」
…
俺は言葉を失った。
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