独りの少年

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「やだ。」 走りながら即答。 まあ、あまり体力はある方じゃないし、荷物もあるからある程度逃げてたら捕まってしまった。 「おいこら、覚悟はできてんだろうな!?」 指をポキポキ鳴らす不良。 殴られるのを覚悟して目を瞑る。 あれ? 痛みがやってこない? うっすらと目を開けると…明久の背中が見えた。 「俺の親友に手だすとは良い度胸してんじゃねえか!」 明久…殺気丸出しだ。 数分後… 「覚えてやがれ」 不良はあっけなく明久に恐れをなして逃げ去った。 「大丈夫か?」 「平気だ。」 買った物を持って歩き出す。 「また、不良に絡まれたら俺が助けてやるよ♪」 「ご勝手に…」 そして俺達は帰った。
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