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うむ、解からん。
我には理解不能な存在だ。
思い起こしても、こ奴が理不尽だという事しかわからん。
『質問って何だよ?今俺は忙しいんだ。下らねぇ事だったらぶっ飛ばすぞ』
つまり
話を全く聞いてなかったのだな?
ここまで我を蔑ろにする傍若無人な奴は初めてだ。
我とて流石に傷つくぞ?
最後の脅しは恐ろしいが、今更聞かぬ訳にもいくまい。
《貴様は何者で、此処へは何をしに来た。返答によっては……死ぬ事になるぞ》
我がな
寧ろ、この世界の破滅やもしれんがな
『知・る・かーッ!!逆に俺が知りてぇよ!!此処は何処!?俺は誰!?貴様は何だ!?腹減った!!』
《………………は?》
こ奴は今、何と言った?
『イヤイヤ、は?じゃねぇーよ!!翼ぶち抜くぞ。何か食い物よこしやがれ!』
………見た目と違い口が悪いのだな
そして重要なのは飯なのか
こ奴を警戒するのが阿呆らしくなるわ
《ハァ……わかった。そこで待って居れ》
一応、害は無さそうだと判断し、子供に背を向け食料を捕りに飛び立った。
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