第一章

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土「頓所に連れて来る時も家っつったきり俯いて、急に泣き出しやがったんだ」 沖「家ですか?」 土「あぁ。けど何があったかは言わねぇんだよ……」 土方はここに来るまでの桜の様子を沖田に伝える 沖「言いにくいことなんですかね?」 土「さぁな………近藤さん、俺だ。入るぞ」 話しながら歩いていた土方と沖田は局長室へつき、中にいる人に声を掛けてから入室した 近「トシに総司、どうしたんだ?」 土「ちょっといろいろあってな。サンナンさんもいたのか」 部屋の中には近藤と呼ばれていた見た目は厳ついが優しい雰囲気の男と、サンナンと呼ばれた知的でこちらも優しそうな男が座っている サ「えぇ。土方君と総司はどうしたのですか?」 いきなり訪ねてきた土方と沖田に問いかける
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