第一章

26/41
前へ
/47ページ
次へ
土「あぁ。山崎には悪いが他は出払っちまってるしな。もうすぐ戻ってくるころだろ」 部屋の空気が重くなり始めると同時に、外からは2つの足音が聞こえてきた 藤「近藤さーん。藤堂です。入ってもいいですか?」 場違いな明るい声が響く 近「いいぞ。入って来てくれ」 藤「はーい」 桜「……失礼します」 戸が開く音と共に、藤堂と桜が現れた 近「ありがとうな、平助。君が椎名君だね?話は聞いたよ……取り敢えず座りなさい」 近藤は藤堂に御礼を言った後、緊張気味の桜に微笑みながら優しく声をかける 桜「ありがとうございます」 桜も近藤につられてか、微笑みながら御礼を言い藤堂の隣に腰をおろした
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

143人が本棚に入れています
本棚に追加