第一章

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土「あんなんだが山崎は本当に優秀な監察だ。きっと直ぐに解決する」 山崎が部屋を出ると土方は桜に向けて再び語り掛けた 桜『はい』 土方の表情からは山崎への信頼が伺える。意志の強い瞳は真っ直ぐで曇りがない 沖「近藤さん、尊攘の志士と解ったなら桜ちゃんはここに居るのが1番安全じゃないですか?」 近「ここにか?」 沖「はい。僕らなら桜ちゃんを守れるし、ちょうど女中さん探そうとしてたところじゃないですか」 沖田のいきなりの提案に困惑していた近藤だったが、理由を聞いた途端に表情が和らぐ 近「そうだな……椎名君、君さえよければ此処で働かないか?」 桜『えっと……』 困り顔の桜だったが、他に行く宛てがある訳でもない 桜『……よろしくお願いします』
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