光神へ

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ハエトルはラフラーレをそそのかして"氷姫の笛"を吹かせた。 この氷姫の笛は恐ろしいもので、花神の血を引く者以外が吹くと封印が解けて氷の魔女が復活してしまう代物だった。 ハエトルはその復活した魔女を使い花神を手に入れようとしたのだ。 ならば何故ハエトル自身が吹かなかったのかと実は思ったが、後で古い書物を読み直すと、魔女は封印が解けると真っ先に奏者を殺しにかかると書かれていた。 確かに復活したアイアーズは真っ先にラフラーレを狙っていた気がする。 もし実が少しでも遅ければラフラーレは殺されていたかもしれないのだ……
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