魔法のちから

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「よ…ろしく。」 席替えの時間があっという間に終わり、社会の時間になった。 あたしは教科書をたてにして寝た。 「和田、これ読んで。」 けいともうひとり隣の響が文通を渡してきた。そのとたん、けいと響が顔を隠した。どーしたん? みたら、 [今度の土曜日ひま?] (コツッ) あたしは、二人の頭を軽く叩いた。 「ばーか。直接言え。」 「だって、恥ずかしいんだもん。」 あほだなぁ…。そんな怖いか? 「誘ってくれてありがとう!けど、塾があるんだよ。」 「けい、日曜日、アメフトの練習ないよな?」 「うん。じゃあ、日曜日にしよっか?」 「いいよ。」 あたしは、拒否しなかった。 だって、かずきと以来、沢山あそんだから男子と遊ぶのは慣れた。 「後日、言うね。」 「あと、女子を1人誘いな!」 えぇ。誰がいいかなぁ。はるさは何かやだなぁ。
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