魔法のちから

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「ねぇ、梨華。」 「なぁに?」 「次の日曜日、ひま?」 あたしが聞いたら、少し首を傾げた。 やっぱ、変わってるなぁ(笑) けど、可愛いから許せちゃう。 「いいよ!」 やった。これで、けいたちと…。 って、なんでこんなに舞い上がっているんだろう(笑) (ルルル…ルルル…) 電話が家中に響いた。うちの家族は誰も電話にでるきがないから、最終的にはあたしがとる。 その前に姉とけんかしてたから軽くきれぎみの口調で 「もしもし?!」 「あの…筒井ですが知里さんいませんか?」 なぁんだ。響かよ。 「なに?うちだけど。」 「あぁ、時間は○時で場所は○○○だからね!あと、この事をけいにも梨華にも伝えておいて。」 「うん、じゃあばいばい!」 梨華はメールすればいいが、けいはどーしよっかなぁ。 あっ、連絡網があんじゃん。 けいは、阿部だから一番最初。 (ルルル…ルルル…) 「もしもし?」 「あの、6年1組の和田ですけどけいくんはいますか?」 「あっ、はい。」 あたしは、少しゆるめに言った。 けど、まだけいからの応答がない。 「あの、けいくんは?」 「あっ、俺だよ。」 「けいだったの!まぁいいや。時間はね○時で場所は○○○だからね!」 「うん。ありがとう!」 「じゃあ、おやすみなさい。」
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