このままでいいの?

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向こうがハッとした顔をしたがあたしは笑顔で続けた。 最後らへんで校長にあたしが敬礼の時、何故か時が止まる感じがした。みんながあたしに視線を預けるから。 (パチパチパチパチッ) 敬礼の後のお決まりの拍手。 それから、無事に退場した。 「知里、副に言ったの?」 「あぁもちろん。」 あたしが話してたら 「和田さん。さっきの言葉何なの?あたしはずらしてなんかないから。」 「は?副の分際でそれですか?」 あたしと副の国原は昔から対立してた。けど、いつもあたしの方が上手。 「指揮者だからって威張らないで。」 「そっちは副なのに威張んないで。あんたがいなくても確実に出来たから。」 はるさたちが笑ったら向こうは立ち去った。また、あたしの勝利。 「ほんと、知里の本性は怖いなぁ〓。」 「アハハ…。」
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