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「知里。きょう、暇?」
「ごめんね。先約がいるんだよ。」
名前はいちよう公開しない。
つか、家ってあってるの?!
呼ぼうかなぁ。
「こっちだよ。」
マンションから竜之介の顔がちょこんっと出た。
「何階なの?」
「5」
ボタンを押してあげる。
やっぱ、あたしって優しい!
「なぁ。」
振り向くとあたしと竜之介の間はほんの数センチ。
「な…なに?」
あたしが言った直後にドアが開いたからすぐに降りた。
「ごめんね!後で聞くから!」
死んでも聞かないし…♪
竜之介の家のドアに木で可愛く三ッ木とかかれてた。
「お邪魔しまぁす」
あたしの声に奥から竜之介の母がきた。
「こんにちは。」
「あら、和田さん?久しぶりですね♪私は和室にいるから何かあったら呼んで。」
「ありがとうございます!」
「おい、和田。」
「ん?」
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