このままでいいの?

21/23
前へ
/153ページ
次へ
「知里。きょう、暇?」 「ごめんね。先約がいるんだよ。」 名前はいちよう公開しない。 つか、家ってあってるの?! 呼ぼうかなぁ。 「こっちだよ。」 マンションから竜之介の顔がちょこんっと出た。 「何階なの?」 「5」 ボタンを押してあげる。 やっぱ、あたしって優しい! 「なぁ。」 振り向くとあたしと竜之介の間はほんの数センチ。 「な…なに?」 あたしが言った直後にドアが開いたからすぐに降りた。 「ごめんね!後で聞くから!」 死んでも聞かないし…♪ 竜之介の家のドアに木で可愛く三ッ木とかかれてた。 「お邪魔しまぁす」 あたしの声に奥から竜之介の母がきた。 「こんにちは。」 「あら、和田さん?久しぶりですね♪私は和室にいるから何かあったら呼んで。」 「ありがとうございます!」 「おい、和田。」 「ん?」
/153ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加