新しい道

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マンションから出るといつの間にか学校にいた。 ついた瞬間、あたしは泣き崩れた。 怖かったよ…。 「あれ、和田?」 後ろからけいの声がした。 「あ、けい…。」 「大丈夫?め、腫れてるよ?」 「うん。ありがとう。」 さっきの事は言えない。 「そっか。心配したよ。」 えっ。けいが…あたしを…?? 「嬉しいよ、ありがとうね♪」 「いつでも相談して。じゃあ、明日!」 あぁ…。優しいよ。 あの目を見ると心が奪われる。 「もしかして…あたし…?」
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