第1章

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腹の虫の主はなんと佐原さんだった。 「ワタシも。ワタシもお腹空いた・・・」 二人は顔を見合せた。 「よし、ハンバーガーでも食べにいきましょうか!」 先陣を切ったのは桐生。それに続くかのように隼人も 「そうだな!佐原さん、ハンバーガーでもいい?」 コクリと頷く佐原。 「さて、行こうか」 「それは、俺の台詞だ~」 ・・・・・ 「ぷひゃ~食った食った。さて、これからどうする?」 「俺は、佐原さんがうちに来たいって言うから一緒に帰るけど・・・」 「あっ、そうなの・・・じゃあ俺は邪魔にならないように帰るわ!」 桐生にしては気が利く一言だった。いつもなら俺もついて行くと言うタイプだけど今回は何かを感じ取ってくれたみたいだった。 「待って!」 呼び止めたのは佐原だった。 「あなたにも用があるの・・・一緒に来てくれないかしら・・・」
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