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俺はハッとして、半身を起こした。 夢だったのだ。 しかし俺は、なぜか心が穏やかになっていた。 俺は、布団をかたして、所定の位置に腰をおろした。 夢での出来事を思い出して、ニッコリと笑った。 窓の外で、羽根の音がした。 「あっ!!」 そこには、夢にも出てきた、右足の無い、左足に足輪をつけた鳩がいたのだ。 俺は唖然として、鳩を見つめていた。 その時、鳩が、微かに微笑んだように見えた。 俺は、夢の中でのように、心で話しかけようとして、止めた。 夢を大切にして起きたかったからた。 きっと、鳩が夢で云ったように、我が子は元気に走り回っているに違いなかった。 これを期に更正しよう・・ そう俺は、自分に誓ったのだ。 我が子のために・・・
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