魔導士養成学園

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[Ⅹ-Ⅲ] ピピッガシャッ…… 「あっ。またやっちゃった。」 双子の弟の 緒方茶介(おがたさすけ)は 今日も目覚まし時計を 破壊してしまった。 「もっとスマートに起きろよな。」 双子の兄 緒方蒼樹(おがたそうき)は 眉間にシワを寄せながら ムクッと起きあがった。 顔はほぼ同じだが 茶介は母親似の茶髪 蒼樹は父親似の青髪である。 蒼樹「早くしろっ。置いてくぞ。」 茶介「待ってよ兄貴。」 蒼樹「お前!!寝癖くらい直せよ!!」 茶介「い~じゃん~か♪」 蒼樹「はぁ…。だからお前ってやつは…」 毎朝恒例の言い合いをしながら 二人はトレーニングルームへ 行くのであった。
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