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明「………ごめん。」
琴音「…いや、別にいいよ。」
明の戯言に付き合うのはいつものことだが、さすがにこれが毎日だと疲れる…。
おかしいなぁ、最初に会った時はもっと大人しい感じの子だったんだけどなぁ…。
最初に話しかけた時には同い年なのに敬語で話してくれたのに、次の日になってみればこの様だもん…。
いったい前の日のうちに何があったんだよ…。
とはいえ、このまま放っておくのもいかんせん可哀想だから、付き合ってやるか…。
琴音「ちなみに、何でバンド?」
明「いや…なんか、かっこいいかな…と思って。」
意外にも普通の理由。
琴音「と言ってもさ、バンドっていうからには明一人じゃ何も出来ないでしょ?
まずはメンバーを集めなくちゃ。」
明「うーん………とりあえず、私と琴音で二人は確定してるんだけどね。」
琴音「そっかー、二人かぁ………って!?えっ!?私も!?」
明「今ならギターとベースとドラムが空いてるんだけど。どう?」
琴音「それは空いてるって言わない!ていうか、何で私!?」
明「…他に…誘える友達がいない…。」
あぁ………。
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