LONE STAR

4/9
前へ
/76ページ
次へ
明「………ごめん。」 琴音「…いや、別にいいよ。」 明の戯言に付き合うのはいつものことだが、さすがにこれが毎日だと疲れる…。 おかしいなぁ、最初に会った時はもっと大人しい感じの子だったんだけどなぁ…。 最初に話しかけた時には同い年なのに敬語で話してくれたのに、次の日になってみればこの様だもん…。 いったい前の日のうちに何があったんだよ…。 とはいえ、このまま放っておくのもいかんせん可哀想だから、付き合ってやるか…。 琴音「ちなみに、何でバンド?」 明「いや…なんか、かっこいいかな…と思って。」 意外にも普通の理由。 琴音「と言ってもさ、バンドっていうからには明一人じゃ何も出来ないでしょ? まずはメンバーを集めなくちゃ。」 明「うーん………とりあえず、私と琴音で二人は確定してるんだけどね。」 琴音「そっかー、二人かぁ………って!?えっ!?私も!?」 明「今ならギターとベースとドラムが空いてるんだけど。どう?」 琴音「それは空いてるって言わない!ていうか、何で私!?」 明「…他に…誘える友達がいない…。」 あぁ………。
/76ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加