第2話~学園祭~

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夏休みが終わり、私は、結城さんを避けていた。 だってそうしなきゃ、言ってしまいそうだから。 そんなある日。 葉山さんが私に話しかけてきた。 「ねぇ、広瀬さん。結城がキミの事どう想っているか知っているよね?」 知らないわけない。 結城さんが私を好きってわかってる。 「俺は結城みたいにお人好しでも優しくないから、どうなっても知らないよ?」 どんなに脅されても、これだけは話せない。 皆のためだから……。 「はぁ、仕方ないな。質問変えるよ。結城の事好き?嫌い?好きじゃないならきっぱり振ってやってくれないかな?」 「えっ……」 「だって可哀想だろう?」 「で、できません!!」 「何で?」 「だって……」 私も結城さんが好きなのに、振るなんて、できないよ。 「結城さんに言わないでくれますか?」 「えっ?」 「どうして、結城さんを避けてるか話たら結城さんに話さないでけれますか?」 私がそう言うと、葉山さんは少し困った顔してた。
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