第4話~結城と悠奈Ⅱ~

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私がお茶をついでいると、手首に虐待の跡が結城さんに見えてしまった。 「悠奈ちゃん?手首どうしたんだい?」 「何でもないですよ!」 それを聞かれたくない私は笑ってごまかした。 そして、夕方遊園地を出ると、結城さんが公園で休みたいって言うから休んで帰ることにした。 「今日は楽しかった?」 「はい!とっても」 今日は楽しかったから、正直に答えた。 そして結城さんは急に、真面目な顔して言ってきた。 「悠奈ちゃん。あのさ、真面目に聞いて欲しいんだけどいい?」 「?はい。何ですか?」 結城さんはいきなり私を抱きしめた。。 「ゆ、結城さん!?」 「俺、悠奈ちゃんが好きだよ」 「えっ?」 「嘘でもないよ。本気で俺は悠奈ちゃんが好きなんだよ」 「あ、えっと……」 「今すぐ返事はいらないよでも、覚えておいてね。俺がキミを好きだってことを」 「はい……」 そして、結城さんはいきなり私にキスしてきた。 最初は軽く唇と唇を重ねる程度に。 そして、結城さんは自分の舌を私の口の中に入れて舌と舌を絡める。 そして……。 「はぁ」 「ごめん。苦しかった?それとも……もっとして欲しかった?」 冗談ぽく言う結城。 「結城さん!」 すると、結城さんは私の太股に触れてくる。 「あっちょっ結城さんやめっ」 「ごめんごめんっ!じゃあ帰ろう?」 私たちはまた手を繋いで帰って行った。
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