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火山兄妹たちが私の元をうろうろするようになってから、1ヶ月。
相変わらず私の元に火山兄妹たちは顔を出す。
そのせいか私は、少し疲れていた。
「悠奈大丈夫か?」
「うん。大丈夫だよ!」
そんな私を気づかい、結城さんが遊びに連れて行ってくれた。
「悠奈ちゃん、楽しいかい?」
「はい!凄く!!」
私たちは水族館に来た。
「悠奈ちゃんって、きちんと学校に行ってるんだね?」
結城さんはまるで学校行っているのが珍しいみたいな言い方をする。
「結城さんは行ってないんですか?」
「行ってるけど、眠いから授業中は寝てるよー」
「先生に怒られませんか?」
「大丈夫だよ?一応、学年トップの成績だから……」
「えっ……、ゆ、結城さんってそんなに成績良かったんですか!?」
「驚くって事は、俺、馬鹿に見えるのかな?」
「ち、違います!!そうじゃなくて……」
「冗談だよ……」
「ゆーうーきーさん!!」
もうー!
どうせ私頭よくないけど。
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