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結城さんと一夜を共にした次の日。
「沙羅ちゃん!あのね、話あるんだけど!」
私たちは奥の部屋に向かう。
そして、沙羅ちゃんに話した。
「話って?」
「あのね、私結城さんとお付き合いする事になったから!」
「――…。その首筋見たらわかるし……」
「首筋?」
沙羅ちゃんは私に鏡を渡した。
首筋にくっきりと跡がついていた。
「何ぃーこれぇー」
――コンコン――…
「悠奈、沙羅。結城が来た……」
「入れろ」
そして、結城さんと葉山さんが入ってくる。
「やぁ、悠奈ちゃんー」
そう話しかけられていたけど私は無視した。
「ゆ、悠奈ちゃん?どうしたの?」
「くび……」
そう言って、私は結城さんを見つめた。
「あっ!もしかして、バレた?」
悪気のないような言い方をする結城さん。
「結城さんなんか嫌いです!」
「悠奈ちゃん…」
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