第5話~結城と悠奈Ⅲ~

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結城さんと一夜を共にした次の日。 「沙羅ちゃん!あのね、話あるんだけど!」 私たちは奥の部屋に向かう。 そして、沙羅ちゃんに話した。 「話って?」 「あのね、私結城さんとお付き合いする事になったから!」 「――…。その首筋見たらわかるし……」 「首筋?」 沙羅ちゃんは私に鏡を渡した。 首筋にくっきりと跡がついていた。 「何ぃーこれぇー」 ――コンコン――… 「悠奈、沙羅。結城が来た……」 「入れろ」 そして、結城さんと葉山さんが入ってくる。 「やぁ、悠奈ちゃんー」 そう話しかけられていたけど私は無視した。 「ゆ、悠奈ちゃん?どうしたの?」 「くび……」 そう言って、私は結城さんを見つめた。 「あっ!もしかして、バレた?」 悪気のないような言い方をする結城さん。 「結城さんなんか嫌いです!」 「悠奈ちゃん…」
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